2015/09/29 10:09

重要無形文化財にも指定された、日本の和紙。

誇れるべき日本の伝統、和紙。

そんな和紙で出来た糸がとっても大好き。

そんな和紙についてちょっとコラムです。



(以下、糸購入の際の説明を抜粋しています)

【和紙】

古来、和紙は、日本の生活のさまざまな場面で人々に親しまれてきました。
紙衣や柿渋や植物油を塗って傘、雨合羽としても用いられました。

和紙は、今も書や美術工芸から包装、和傘、扇子、ランプシェードなど身のまわりに多彩に用いられています。
中でも、身近なものが障子です。
日本の住まいに欠かせない障子は、高温多湿な風土の中で、部屋の湿度を調節し、断熱効果を発揮して、外光を柔らかな光に変えてくれます。 和紙には、優れた機能性とともに、人々を快適にして、心を和ます働きもあるのです。


【肌に優しい】
綿や麻素材は、細く短い繊維を束ねて糸にし、布に織り上げています。
そのため布の表面には細かい毛羽がたくさん出ていて、それが肌を刺激する原因となります。
それに対してささ和紙布は、和紙そのものを細長くカットして、こより状に撚りをかけて糸にし、布に織り上げているので、構造上ほとんど毛羽がありません。
肌に余計な刺激を与えることがないので、肌の弱い方やアトピーの方にもおすすめできます。
またささ和紙には、太陽光に含まれる紫外線を大幅にカットする作用があります。
自然界で、UV加工を施すことなく80~90%以上もの紫外線をカットする素材は、和紙をおいて他にありません。


【耐洗濯性】
繰り返し、洗濯できるわけ。。。
紙が洗えるってどうして? きっと不思議に思われるでしょう。
ポケットに日本のお札が入ったまま、洗濯してしまった経験はありませんか?
こんなとき、外国の紙幣だとおそらくボロボロになってしまったでしょう。
ところが、和紙でできた日本の紙幣はゴワゴワになっても、そのままの形で残っています。
ささ和紙に用いた和紙は、さらに耐水性を高めるように工夫されています。
その和紙を糸に撚り、布に織り上げることでさらに強度を高めているので、ご家庭で普通に繰り返し洗濯できます。
*ただし、漂白剤には弱いので漂白はしないでください。組織も、せっかくのナチュラルな色味も損なわれてしまいます。
また、洗剤も漂白剤の入っていない中性洗剤を使用してください。